羊ヶ丘だより第101号 2022年7月28日発行
- ものづくり教室 1・2番館 機能訓練指導員 加藤 恵子
-
毎週水曜日に「ものづくり教室」を開催しています。毎回、「工房みたいね」「集中するとしゃべるのを忘れるね」と笑いが起きます。
折り紙を使用しての作品作りですが、四月は桜、五月は鯉のぼりと兜、六月はライラックと、季節感のあるものが多く、完成後は1番館エレベーターホールに展示され、入居者皆様からのたくさんのお褒めの言葉が次回作品へのエネルギーとなっています
熱心に取り組んでいる
入居者様の姿
季節の桜、鯉のぼりの
素敵な作品
可憐なライラックの花びら1枚
1枚丁寧に折り込まれた作品 - 憩いの庭散歩 1・2番館 ヘルパー 福島 邦子
-
1・2番館の裏にある「憩いの庭」で、入居者様と散歩をしながら花々を観賞しています。
入居者様の笑顔を見ながらお話をする事で、入居者様だけでなく、私達職員の元気の源、活力にも繋がっております。
更に、その庭の素敵な花々を咲かせてくださるのも、入居者様です。丹精こめて庭作りをされている姿に、いつも感謝の気持ちでいっぱいです。
散歩中は、普段、口数の少ない入居者様も、「この花、私も育てていたのよ」「外の空気は気持ちが良いわね」等、たくさんお話をされます。
これからも、入居者様とのお散歩と会話を楽しみたいと思います。
いつもお庭の手入れを
してくださる池上様
季節を彩る鮮やかな花々
入居者様と
お花を鑑賞しながら
楽しい会話のひととき - アロマの香り 1・2番館 フロント 柴田 厚子
-
1番館、2番館フロントのカウンターやロビーにはアロマポットを設置しており、ほのかにラベンダーの優しい香りが漂っています。
2番館ロビーでの
アンティークなガラスランプと
アロマの優しい香り
その他にも、ローズマリーやジャスミンの香り等も楽しんで頂けるようにご用意しています。
フロントを訪れた、入居者様からは、「これは何?」と聞かれることもあり、ご説明すると、「いい香りね」「気持ちが落ち着きそうね」等、お話のきっかけにもなっております。
入居者皆様が、アロマのやさしい香りに包まれて心地よく過ごして頂けたら嬉しいです。
- 館内での本の貸し出し 1・2番館 ケア課 田村 夏未
-
本好きの入居者様が読書を楽しんでいる場所を紹介いたします。
1番館二階の多目的室と2番館五階の娯楽室に、たくさんの本があります。
その場で読書を楽しむこともできますし、居室に持ち帰り、ゆっくり読書の時間を楽しむこともできます。また、1番館ロビーにも、ゆったりと本を読むスペースがあります。
様々なジャンルの文学全集や推理小説などのシリーズ物、時代小説や趣味や旅の本など種類は多岐に渡り、入居者様の中には、何度も足を運び、本を借りに来る方もいらっしゃいます。
様々なジャンルの本の数々
多目的室の大きな本棚
1番館ロビーの
眺めの良いテーブル席
- 桜を見る会 3番館 ヘルパー主任 山本 久美子
-
入居者様より「桜が見たい」「外に出て散歩したい」「外の空気が吸いたい」とのご要望があり、数日前から天気予報とにらめっこ。五月六日(金)にレクリェーションで「桜を見る会」を開催いたしました。
入居者様の中には、中庭や裏の八紘学園のリンゴ畑、葡萄棚をまだご覧になった事が無いという方もいらっしゃって、青空の下、八紘学園果樹園の眺望を歓声を上げ堪能されていました。
散歩後には喫茶店同様に、ロビーにてお飲み物を選んで頂き、ホッと一息つかれました。
美味しいコーヒーが飲みたいとの声が多かったので、豆を挽いてドリップ。皆様、「風味が良い」と大変喜ばれておりました。
皆様から「気持ち良かったよ」「楽しかった」「コーヒー美味しかった」「又、ご馳走してね」とお言葉を頂きました。
コーヒーでリラックスタイム
お話も弾みます
正面の桜並木をお散歩 - かわいいお客様エゾリス 3番館 ヘルパー 大山 智佐
-
3番館の裏庭には八紘学園の果樹園が隣接しており、その木々や数々の花の中、たくさんの生き物が遊びに来ます。
チューリップ畑の向こうに
愛らしい姿が
ヒヨドリやシジュウカラ、ヤマガラといった鳥たち、学園の畑ではキツネ、そしてエゾシカを目撃したこともあります。
五月中旬、夕食が近づいた一階楓ユニットの食堂の窓から見えたのは、大きな尻尾をぴんと立てたエゾリス。隣家の庭の塀を素早く乗り越え、3番館裏庭の楓の木の下に駆けこむと、あたりをキョロキョロしながら何かを両手でつかみ、むしゃむしゃと食べています。
気が付いたヘルパーの声で入居者様が窓辺に寄り「どこどこ?」「何がいるの?」「見えない」「見えた!」「猫ぐらい大きい!」と大騒ぎ。「クルミの殻を拾ったんだよ」と教えてくれる方もいます。
「見えた振りしたけど、さっぱり見えないわ」と仰った入居者様の言葉にどっと笑い声が上がり、かわいいしぐさのお客様にすっかり和んだひと時でした。
- 八重桜の寄贈 3番館 施設長 加藤 めぐみ
-
五月に入居者の相馬徹様から「桜の木をプレゼントしたいんだけど」とお申し出がありました。
過日のお花見のレクリェーションの際、「とても素敵な裏庭に感動した。同時に正面の庭のように桜がないことが少し寂しいな」とお感じになったとのこと。ありがたくこのお話を拝受し「前庭にはなくて花期が長く華やか」という理由で濃いピンクの八重桜をご寄贈いただくこととなりました。
六月十五日(水)、選びに選んだ高さ三.八メートルの八重桜の植樹。職員や入居者様の見守る中、ご自身の手で仕上げの土をかけられた相馬様のお顔は快晴の空と同じく、とても晴れやかでした。
これから毎年、3番館の春を彩ってくれることをとても楽しみにしております。
相馬様の句「九十路 思い連ぬる 八重桜」
「私の人生の記念植樹」と
笑顔の相馬様
広大な果樹園を背景に - 鉄板焼きのランチ 3番館 ヘルパー 水口 早苗
-
六月十三日(月)、北海道神宮祭に合わせて昼食に鉄板焼きを提供いたしました。
三階食堂に鉄板を出し、皆様の目の前で焼きそばやお肉を焼いてお出ししました。
お昼前から空腹を刺激するような、いい匂いが漂っており、入居者様も「いい匂いだね」と楽しみにされていました。
いつもはあまりたくさん召し上がらない方も「美味しい」と笑顔で完食。おかわりされる方もいらっしゃいました。目の前で実演を見て、いい匂いを嗅ぐことで視覚と嗅覚が刺激され、食欲がそそられたようです。
「お祭りだからでしょ?」「焼きそば好きだから嬉しい」等、入居者様同士でもお話が弾んでいました。
最高の笑顔
「ジュージュー」。
ソースの焦げるいい匂い
「いかがですか?」
「美味しいよ」
- お散歩 中島公園 ヘルパー 柴田 絵美
-
シルバーハイツ中島公園では、近くの中島公園に入居者様とスタッフで出かけることや、近隣のお店へ買い物に出かけることがあります。
満開です
中島公園では、桜を見たり、公園で遊ぶ子どもたちを見たりしながら入居者様も幸せそうなお顔をされて談笑しています。
又、近くのお店では、「昔、こんなのなかったよ、今の時代何でも揃ってて凄いね〜、見てるだけでも気分転換になるから楽しいわ」と仰られていました。
これからも、入居者様と一緒に公園散策や買い物を楽しめる様に過ごして行きたいです。
- 太極拳教室 中島公園 総務主任 渡邊 英樹
-
六月十六日(木)、一般棟一階レストランにて太極拳教室が開催され、一般棟と介護棟からたくさんの入居者様が参加されました。指導される先生は、この道三十年の経験を持つ鈴木祥弘先生です。
この道30年の鈴木先生です
前半三十分は準備運動編、後半三十分が応用編、合わせて一時間の内容でした。
入居者皆様は、腕を曲げたり、体をくねらせたり、普段あまりしないような体勢とゆったりとした動きを真剣に取り組まれていました
終わってから感想をお聞きすると、「楽しかった」、「幽霊のような動きだった」「ゆっくり動くので難しかった」「また参加したい」などのお声がたくさん聞かれ、日頃の運動不足解消とともに楽しいひとときを過ごされた様子でした。
- 向日葵の作品作り 中島公園 理学療法士 相馬 里香
-
中島公園の機能訓練では、作業療法として小集団で季節に合った作品を制作しています。
今回は、夏に向けて五月から向日葵の飾り制作を開始しました。
花びらや葉っぱの型取り、型取りしたものをハサミで切る、切ったものを合わせて花びらを作る、といった複数の工程があり、楽しみを通じて手指の巧緻動作訓練、脳トレにも繋がっています。
入居者様同士で「手先が器用ですね」「とても綺麗ですね」とコミュニケーションをとりながら取り組まれ、自然と笑顔がこぼれます
たくさん向日葵咲かせましょうね
たくさんの向日葵が咲きました - 介護棟でのお茶会 中島公園 ヘルパー 浅岡 直美
-
六月九日(木)介護棟四階で、一般棟入居者の武田君子様がお抹茶を点てて下さり、お茶会が開かれました。
お点前頂戴いたします
アクリル板越しのお茶会でしたが、お菓子の後のお抹茶に「おいしい」の声が口々に聞かれました。
お抹茶の柔らかい深い緑色に心落ち着きます。
また、武田様がお持ちの素敵な器も拝見させていただきました。
「楽しみにしていたのよ」と言われる入居者様も多く、次のお茶会が開催されるのを楽しみにしていらっしゃいました。
器コレクション
- 丸井今井 其の二
-
※上記、昔の写真は札幌市公文書館所蔵と、株式会社丸井今井創業百二十年史に掲載。
1916(大正5)年10月1日、南1西2の現在札幌本店がある場所に、華々しく、北海道で最初のデパート丸井今井呉服店を開店した。
煉瓦と石材構造の3階建て、総建坪1,260坪、大正初期に日本の建築界で流行したセセッション様式(※)。貨物用ではあるが北海道で初めてエレベーターを設置した建物となった。
デパート丸井今井呉服店は大変な賑わいを呈したと伝えられているが、当時は靴を脱いで入店する仕組みで、お客様の靴を預かるための下足番が18名もいたとその繁忙ぶりをうかがい知ることができる。それでも初売りや札幌神社の祭典、中元、歳暮の大売り出しでは下足番が足りず、出入りの業者が競って手伝いに来たという。
※セセッション様式
19世紀末のドイツやオーストリアの各地で興った芸術革命で生まれた新しい芸術様式。
絵画、彫刻、工芸、建築などで見られる。 - 健康一口メモ 〜便秘対策〜 中島公園 看護職員 瀬尾 ゆかり
-
厚生労働省の調べによると、年齢を重ねるにつれて便秘に悩む人が増えているという調査結果が出ています。
今回は、便秘の主な原因を知り、日常の中で出来る予防や対策をご紹介したいと思います。主な原因
・大腸の働きや周辺筋力の低下
・食事量が少ない
・水分の摂取量が少ない
・便意を感じにくい
・服用中の薬の副作用
対策
●冷水で手洗いを
一日に数回、気付いた時に冷水で手洗いを行ってみて下さい。副交感神経を刺激し腸の働きを活発にします。
●バランスの良い食事を
しっかりと一日三食、よく噛んで食べるようにしましょう。食物繊維の豊富な食材は便秘予防につながります。穀物、芋類、豆類、ひじき、寒天、ヨーグルト、黒酢などがオススメです。
●起床時にコップ一杯、水を飲む
水分補給と同時に大腸の動きを活発にすることができます。白湯が合う人もいるので、合う方を試しましょう。
●時間を決めてトイレに入る
排便のリズムを作るようにしましょう。規則正しい生活リズムと生活習慣は、腸内環境を改善します。
※薬に関しては、医師に相談しましょう豆知識
「マッサージ」
腹部の張りや便秘が気になる時は、お腹をマッサージすると楽になります。
体の右側を下にして横になり、へそを中心に時計回りに円を描くようにマッサージ。力は入れずに、ゆっくりと三十回程繰り返しましょう。
「便秘に効くツボ」
万能のツボといわれる合谷が有名です。親指と人差し指の付け根のちょうど中間あたり、手の甲側にあり骨と骨の間にあるので見つけやすいツボです。反対側の手の親指と人差し指で挟むように刺激しましょう。左右両方刺激すれば、より効果的です。
ぜひ参考にしていただき、毎日を快適に過ごしましょう。