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シルバーハイツ札幌 羊ヶ丘だより

羊ヶ丘だより第111号 2025年1月31日発行

リンデンバウム安らぎコンサート 1・2番館 フロント 藤谷 まどか
 十一月十日(日)、一番館ロビーで歌とピアノ、フルートによるアンサンブルユニット「リンデンバウム」の皆様によるコンサートが開催されました。
 「里の秋」「紅葉」「村祭り」など、秋の時期にちなんだ童謡等が披露されました。
 中でも「知床旅情」では入居者皆様が歌に引き込まれるようにリズムを取りながら口ずさんだり歌ったりされていました。
 「この道」の独唱では、涙を流しながら思いを馳せられている方もおり、私も胸が熱くなりました。
 参加された入居者皆様からは、「懐かしいね」「フルートの音色が綺麗」等の声が聞かれ、とても楽しく幸せな一時となりました。
 これからもコンサートを楽しみにしています。

北大生 チームトラゴス来訪 1・2番館 ケア課 サウン・タジン


トラゴスメンバー


 十一月二十六日(火)、北海道大学のサークル「チームトラゴス」の皆様が来館され、1番館一階ロビーにて授業形式のレクリエーションが行われました。
 当日は多くの入居者皆様がロビーにお集まりになり、真剣な表情で授業を楽しまれていました。
 「雲について」と「世界のことわざについて」二つのテーマの授業が行われ、雲の形の中から、雲の名前を選択する問題の後、中国やインド、フランスのことわざの紹介もありました。  私自身もそうでしたが、入居者皆様にとっても、あまり馴染みのない、初めて耳にする言葉や知識もあった様で、「とても勉強になったよ」、「私、答がわかったよ」と、嬉しそうに話す入居者様を見て、私自身も嬉しくなりました。入居者皆様と一体になってイベントに参加でき、充実した一時を過ごす事が出来ました。

授業型レクリエーションの様子

クリスマス夕食会 1・2番館 ケア課 ナォー ルイス ファニーオー
 十二月二十五日(水)、クリスマス夕食会が行われました。
 夕食会のメニューは、グリルチキンハーブ、魚のムニエルと盛り合わせ、スモークサーモンのサラダ、茶碗蒸し等、彩りも華やかなお料理が用意され、入居者皆様からは「美味しいね」「美味しくてお腹一杯になった」等の声が聞かれました。普段以上に会話も弾み、笑顔の絶えない、楽しいひと時を過ごされていました。
 夕食を終えられた後は、イルミネーションで飾られたロビーに移動し、クリスマスプレゼントが手渡され、デザートのストロベリーが添えられた三種のケーキでお茶会を楽しまれていました。
 私は令和五年十一月から、特定技能生としてシルバーハイツに入社しました。日本で二回目のクリスマス。大好きな入居者皆様と一緒に楽しい時間を過ごすことが出来たこと、生涯忘れない貴重な思い出になりました


クリスマス夕食会のお食事

ロビーにてお茶会の様子

新年交礼会 3番館 施設長 加藤 めぐみ
 令和七年一月一日(水)、新しい年の始まりに「新年交礼会」を行いました。
 年頭のご挨拶の後に、ちょっとしたゲームを皆様に楽しんで頂きました。
 「どの職員が片足で一番長く立っていられるか」を当てていただくゲームでは大きな声援が飛び、また昨年好評だった「百円じゃんけん大会」では負けて百円を渡す際に「絶対優勝してね」と相手にエールを送る場面も。
 最後に「一月一日」をみんなで合唱し、おやつをお土産に閉会となりました。
 今年も入居者皆様が笑顔で元気に過ごせる素晴らしい年になりますよう、職員一同頑張ってまいります。


片足あげ!誰が長くできるかな?クイズ


じゃんけんポン!!


『一月一日』を皆様と合唱♪

お口の機能訓練 3番館 言語聴覚士 北風 祐子
 口から食べる事やお話をする事は人間の根底にかかわる大事な事と考えています。
 その為、嚥下機能の評価や発声発語練習を中心に活動をしています。具体的にはお口の機能を保てるよう歌を歌ったり、お話をしたり、楽しく体操をしています。
 食事の形態や姿勢を調整することで、入居者様の栄養状態が改善できることもあり、介護職員と情報共有をしながら、お一人お一人と向き合っております。
 これからも微力ながら入居者皆様をお元気に、笑顔にできるように頑張ってまいります。


介護職員と嚥下状態を
確認します


楽しく歌って嚥下体操♪


歌集を使って嚥下体操

クリスマスマンドリンコンサート 3番館 ケア課 ウパルコティ サミタ
 十二月二十三日(月)、ロビーで「カルマーレ」さんによるマンドリンのコンサートがありました。
 入居者皆様と一緒に、私も初めて参加しましたが、昔からの曲や世界中で人気の「ジングルベル」まで演奏され、とても楽しかったです。
 曲と合わせて手を叩く入居者様の喜んでいる表情がたくさん見られ、終わった後には「たまにこんなことあるといいよね」と笑顔でおっしゃっている方もいました。
 これからも、もっと入居者皆様に楽しんでいただけるように頑張りたいと思いました。


カルマーレの皆さんの素敵な演奏♪


マンドリンでクリスマスソング♪

たこ焼きレクリエーション 中島公園 施設長 中川 慎太郎


たこ焼きに盛り込んだ
たくさんの具材たち

 十月三十日(水)、「たこ焼きレクリエーション」を開催いたしました。
 参加された入居者皆様には、私たち職員手作りのたこ焼きを食べていただきました。
 今回は、定番のたこや魚肉ソーセージ、その他あげ玉や紅しょうが、チーズなどをふんだんに詰め込んだ特製たこ焼きです。
 私も、たこ焼き作りに参加させていただきましたが、皆様が召し上がりながら楽しく談笑する姿に、楽しい気持ちにさせていただきました。

召し上がりながら笑い声が聞こえてくる楽しい時間になりました

ふまねっとレクリエーション 中島公園 機能訓練指導員 長田 杏奈
 十一月二十八日(木)、ふまねっとレクリエーションを開催致しました。
 「ふまねっと」とは、五十センチ四方のマス目でできた網を床に敷き、この網を踏まないように歩く運動です。
 歩行改善効果に加えてバランス機能向上や注意、集中、記憶といった高次脳機能に働きかける狙いもあります。
 今回はこのふまねっとをレクリエーションの一環として実施し、賑やかに集まって交流するという目的を加えて行いました。
 歩き始めの脚の左右を変えたり、手拍子をつけたり、歌に合わせてリズムを付けて歩いたりと変化に富んだステップはなかなか手ごわいですが、繰り返し練習して歩けた時の喜びはひとしおの様子でした。
 「難しそう」と見学されていた方も「やってみようかな」に変わり、最後は「出来たぁ」と晴れやかな笑顔を見せて頂けたのが印象的です。
 最後には「雪やこんこ」に合わせたステップをしながら、入居者皆様で大合唱。その場の雰囲気がひとつになって大盛況で終えることができました。


ゴールまでもう少し


みんなで歌いながら

クリスマス会 中島公園 ケア課 エー ミャットゥ
 十二月二十三日(月)、一階レストランにてクリスマス会が開催されました。
 今回はバルーンアートで楽しんでいただくことになり、合同会社ダブルコンセプトの内田様をアーティストとしてお招きしました。
 中川施設長が扮するサンタクロースの挨拶から始まり、私達も赤いエプロンを付けて参加しました。
 風船でクリスマスに因んだものを入居者皆様と一緒に作り、またあらかじめ作ってあった風船のサンタに、お好みの形で目と鼻を描いてもらいました。
 その後、全員でクリスマスの歌を歌い、最後にサンタからのプレゼントがありました。
 初めて参加した会ですが、皆様に喜んでいただき、私も楽しく過ごすことができました。


サンタからのあいさつで始まりました


バルーンアートを行いました

新年のご挨拶を申し上げます 株式会社 シルバーハイツ札幌 代表取締役社長 金子 洋文

 新年のお慶びを申し上げます。皆様におかれましては、益々ご健勝のことと拝察致します。
 まず初めに、昨年発生した石川県能登地方を震源とする地震により被災された皆様に、心よりお見舞いを申し上げます。
 視点を世界に広げると、昨年は先進国の選挙が立て続けにありました。イギリスでの政権交代、フランスでも極左勢力が躍進。更に記憶に新しいですが、十一月五日には、トランプ前大統領が、自身の当選を決めるだけでなく、上院、下院の過半数を取得し、事実上連邦裁判所にまで影響力を及ぼす体制となり、クワトロ・レッドなどと言われる盤石の体制を手にしました。
 今年は、この様な流れを引き継ぎ、ロシア、イスラエル情勢などは、大きく情勢が動くと思われ、穀物や原油価格などは特に影響を受ける可能性があります。また、トランプ次期大統領の貿易関税については、大きな注目の的となっており、日本も更なる物価上昇の危険性が高まってきました。
 ただ、見方を変えると、トランプ次期大統領は、ロシアとウクライナとの戦争や、イスラエルとハマス等イスラム組織との戦闘も終結させると表明しており、平和が訪れるかもしれませんし、貿易関税などもトランプ次期大統領の言うところのディール(交渉)の結果、良い落としどころが見つかるかもしれません。
 昨年、日銀総裁に就任した植田総裁も、つつがない金融政策の運営を行っており、石破新総裁は不安定な権力基盤での政策運営を強いられていますが、腕の見せ所ということで、同じ大学の卒業生として応援したいと思っております。さて、昨年は当社として大きな一歩を踏み出しました。それは特定技能外国人の採用です。
 働き手不足は将来的ということではなく、既に現実としてあらゆる産業に顕在化しておりますが、当社としても、ミャンマーやネパール、そしてインドネシアから迎え入れることに致しました。
 既に、三ホーム共に、元気な笑顔や、母国の文化の紹介、そして一生懸命さで、皆様に充実した時間を過ごして頂くお手伝いをさせて頂いております。職員からも、真面目さや努力を惜しまない姿勢、そして何より「やさしさ」によって、介護、看護、機能訓練などにおける業務の原点を思い出させてくれたという意見もありました。
 当社と致しましても、グループ内で国家資格である介護福祉士に至るまでのさまざまな研修が受けられますので、大切な仲間として最大限支援するとともに、母国を遠く離れた彼らが日本で少しでも寂しい思いをしないように、毎月食事会などをしておりますが、皆様からもどうぞ温かいご対応をいただければ、大変嬉しく存じます。
 至らない部分もあるかと思いますが、全力で頑張ってまいりますので宜しくご指導願います。
 昨年、元日本ハムファイターズの大谷翔平選手は、ドジャースに移籍後一年目でワールドシリーズ優勝という快挙を成し遂げましたが、当社も皆様にとって一番というご評価を頂けるよう、益々、レクリエーションや機能訓練、そしてお食事の充実などを進めて参りますので、変わらずのご協力を頂きたく宜しくお願い申し上げます。
 最後に今年も皆様が健康でかつ充実した日々が過ごせますように祈念し、新年のご挨拶とさせて頂きます。(令和七年一月一日)

※「特定技能外国人」と「外国人技能実習制度」

「特定技能外国人」は、国内人材を確保する事が困難な産業分野において、一定の専門性・技能を有する外国人材を受け入れ、人手不足を解消する為の制度。同一の職種であれば転職可能で、一定条件のもと在留期限の上限はない。
「外国人技能実習制度」は、開発途上国への協力という「国際貢献のための制度」として設けられた在留資格で、日本で学ん だ技能を母国に伝えることを目的とし、在留期間は最長で5年。

健康一口メモ 〜お薬について〜 1・2番館 看護職員 前田 真澄

 皆様が飲んでいる「お薬」には、それぞれの病気や症状に合わせ、その効果が適切に発揮されるように飲み方が決められています。
 今回は、薬の種類と飲み方や飲み合わせについてお話いたします。

薬の種類と飲み方について

@食前薬…食事の約三十分前。
A食後薬…毎食後三十分以内に服用することで胃への刺激が少なくなります。また、食後の度に飲むことや時間を決めておくことで、飲み忘れが少なくなるメリットも有ります。
B食間薬…食事と食事の間の空腹時に服用の薬も有ります。
目安は食後二時間〜三時間後です。
C就寝薬…寝付けない方や、便秘がちな方の服用が多いです。
寝つきの薬は寝る三十分前位が適切です。
D口腔崩壊錠…水なしで服用する薬です。口腔内ですぐに溶けるタイプの薬ですが、水と一緒に飲んでも大丈夫です。
E頓服薬…痛み・発熱・下痢・嘔吐等いつもと違う時に臨時で飲むお薬です。

薬の飲み合わせについて

 薬を何種類も飲んでいる方は、薬局等で処方時に説明されますが、薬と薬、あるいは薬と飲食物を一緒に服用することで、薬の効果が必要以上に強くなったり、逆に効果が弱くなることが有ります。
 薬はコップ一杯の水又はぬるま湯(200cc)で服用するのが基本です。水に溶けることで吸収が良くなり効果を発揮し易いように薬は作られています。
 飲み合わせや飲食物の注意点も有ります。

@牛乳…一部の抗生物質や骨粗鬆症のお薬を一緒に摂取することで、効果が低減します。
Aグレープフルーツ…高血圧の薬やカルシウム拮抗剤を一緒に摂取することで、必要以上に強い効果が出る可能性があります。
B納豆…血液の抗凝固剤も同様に一緒に摂取することで効果が低減します。
Cお茶…お茶に含まれるタンニンが、昔、鉄分にくっついてしまい吸収されにくいと言われてきましたが、現在家庭で入れた普通のお茶や市販のペットボトルのお茶で飲む分には心配いらないという事がわかっています。
 但し、睡眠薬、ぜんそく治療薬、心臓の薬を服用している方は、カフェインを含む飲み物、コーヒー、紅茶、玉露茶は効果を弱めてしまう為、注意が必要です。

 最後に…処方された薬については、量や飲み合わせに問題が無いか、処方前に薬剤師も十分にチェックをしていますが、薬が変わったり、量の増減が有ったり、わからない事がある時は、薬局に問い合わせてみましょう。